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書く力

やらなくていいことをするぐらいなら寝ていた方がいいんだもの。

【EQー心の知能指数ー】第一章 情動とは何か①

ダニエル・ゴールマンの著書【EQー心の知能指数ー】の第一章 情動とは何かをまとめました。

情動(じょうどう、emotion[1])とは、
(心理学用語)怒り、恐れ、喜び、悲しみなど、比較的急速に引き起こされた一時的で急激な感情の動きのこと[1]。
比較的短期の感情の動き[要出典]。

Wikipediaよりー

 

・進化の過程で情動がこれほどまでの力を持つようになった理由として危機に瀕したとき、大切なものを失ったとき、挫折を克服しなければいけないとき、夫と妻が心を結ぼうとするとき、家庭を築いていくときなどのように理性だけに任せておくわけにはいかない重大な局面において、情動が前面に出て人間の行動を導く

 

・何かを決断したり行動を起こしたりする際に人間が理性と同じくらい(あるいはそれ以上に)感情に頼っていることは、誰でも経験から知っている。今の時代は純粋に理性的なもの(つまりIQとして測定できる知能)の価値や重要性ばかり強調されているが、結局のところ、感情が人間を支配している時には理性など手も足も出ないのだ

 

激情が理性を凌駕するとき

・ヒトの情動は、百万年という長い時間をかけて完成したものなのだ。たしかに最後の一万年で文明は急速に発達し、人口も五百万から五十億へと爆発的に増加したが、情動の面ではヒトの反応パターンはほとんど何も変化していない。

 

・情動にはそれぞれの役割があり、人体に及ぼす影響も違う。最近の研究で情動が結果的にからだがどう反応するかが詳しくなってきた。

 

・怒り→怒りを感じると血液は両手に集まる。武器を握ったり敵に殴りかかったりする準備だ。心拍数が上がり、アドレナリンなどのホルモンが一気に増加して、激しい動作に必要なエネルギーを作り出す

 

・恐怖→恐怖を感じると、血液は両足などの大きな骨格筋に流れて逃げる準備をする。顔は血の気が引いて青白くなる。同時にほんの一瞬、からだが凍りついたように動かなくなる。このあいだに逃げるべきか隠れるべきかを決断するのだ。脳の中の情動を支配する部分が大量のホルモンを分泌するように命令し、いつでも行動が起こせるよう全身を緊張状態にしておく。注意は眼前の脅威に集中し、最善の対応をさぐる

 

・幸福を感じているときの生物学的変化としては、脳の中で否定的な感情を抑制したり有益なエネルギーの増加を促したりする部分の活動が活発になること、不安感を生じさせる部分の活動が低下すること、などがあげられる。しかし生理学的には、全身が穏やかに静まった状態になる以外に目立った変化はあらわれない。こういう状態のときは、心が動揺してからだが生物学的に反応しても比較的短時間でもとの状態に戻ることができる。幸福な時、私たちのからだは落ち着きを得ていて、色々な仕事や目標に向かう意欲に満ちあふれている

 

・愛情ややさしい気持ちや性的な満足感には、副交感神経を覚醒させる働きがある。「リラクセーション反応」とも呼ばれ、穏やかで満ち足りた全身状態を作り出す。こういう状態の時は他人との協調も容易となる

 

・驚いた時に眉をつりあげる動作には視界を広くし、網膜を刺激する光をより多く取り入れる働きがある。予期しなかった状況について多くの情報を収集し、性格な状況判断や最適な行動を選択するためだ

 

・嫌悪感を示すしぐさは世界共通だ。嫌な匂いをかいだ時のように鼻にしわをよせ、上唇を歪めてめくり上げる表情は、ダーウィンが指摘したように原始時代の人間が有害な臭気に対して鼻孔を閉じるしぐさの名残だ

 

・悲しみがもたらす生理学的変化は親しい人の死や深い失望などの大きな痛手に適応するのに有効だ。悲しみを感じたとき、人間の活動意欲やエネルギーは低下する。原始時代、エネルギーの低下は悲しみで力をおとしたヒトを安全なすみかの近くに止めておく効用があったのかもしれない

 

・人間の行動には、こうした生物学的要素に加えて、個人的な経験や社会の文化も関係してくる。例えば愛するものを失ったとき悲しむのは万国共通だが、人目をはばからず大泣きするのか公の場で涙をこらえるのかは文化によって違うし、どこまでが愛する人なのかは文化によっても様々だ。

 

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