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書く力

やらなくていいことをするぐらいなら寝ていた方がいいんだもの。

小学生の時のバレンタインデーの思い出

今週のお題「バレンタインデー」

 僕が初めて親族以外からチョコを渡されたのは小学2年生の時だった。

女の子は保育園から一緒で親同士も仲がいいという幼なじみ的な関係。

僕はその子に対して恋愛感情はなかったがその子は僕のことが好きだというのは親からなんとなく聞かされていた。

バレンタイン当日、学校からの帰り道に彼女が待っていた。

寒くて神社の脇道だった気がする。

僕が「どうしたの?」と聞くと彼女は「家で余ったからあげる」とチョコを渡してきた。

今、思えば「家で余ったから」というのは彼女なりの照れ隠しだったのだろう。

当時の素直すぎる僕は「余り物なら別にいらないなー」なんて考えてチョコを断り帰ってきた。彼女は「そっか」と言って笑っていたし僕も笑っていた。

家に帰り母親にそのことを話すと「なんで受け取らなかったの!可哀想に」と半ばあき呆れたような顔をしてその子の親に電話していた。

当時の僕はなにを言われているのか理解できなかったが今なら気持ちがなんとなく分かる。

次の年、彼女は転校した。

毎年、バレンタインデーが来るとそんなことを思い出したり思い出さなかったりする。

彼女は明日、誰かにチョコを渡すんだろうか?

そんなことを考えると少しだけ胸の中がなんとも言えない気持ちになるのであった。

 

 

 

 

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